水槽引越日誌

仕事の関係で転勤することになり、まいきんぎょは水槽の引越を経験しました。
その時のことをつづってみたいと思います。
これから引越するひとの参考にでもなれば、うれしいです。

 

引越の歴史

2007年7月:2回目の引越について(群馬⇒神奈川)
2005年2月:金魚を飼い始めて初の引越について(神奈川⇒群馬)

 

 


2007年7月
2回目の引越について(群馬⇒神奈川)

1.状況

今回の引越は前回の経験や、転勤が決まってから引越まで期間があったこともあり、十分に計画を練って準備をすることができました。ただ、前回と違い90cm水槽という大きな水槽での引越であったことが、結構不安ではありました。

結果的に今回の引越は順調に行うことができ、成功したと思っています。
その状況をつづっていこうと思います。

2.準備したもの

引越に向け、以下の準備を行いました。
1)O2ストーン
2)大きなビニール袋
3)ダンボール

前回の時と準備したものは変わっていません。詳細は前回の引越(2005年2月)を参照して下さい。

今回は90cm水槽ということもあり、移動を自分で行うのは困難と判断し、90cm水槽は引越前日までに空にしておいて業者に運んでもらう計画にしました。そのため、金魚たちの一時退避用として所持していた60cm水槽を使うことにしました。
また、水草の退避用として別水槽(40cm水槽)を使うことにしました。

3.金魚たちの移動準備

移動準備において、以下をポイントに実行しました。
1)引越1週間前に水換え
2)移動前のエサ抜き
3)90cm水槽を空けるための、一時退避用水槽への移動

まず、引越1週間前に通常の水換え(1/3換水)を行いました。
水質改善を行っておくためです。
移動時に水質が悪いと、病気やストレス等のリスクが上がると考えられます。
出来るだけ水質を良い状態に保っておくことが目的です。

合わせて引越3日前からエサ抜きをしました。
フンによる水質悪化防止に加え、移動時にストレスにならないよう金魚たちの体調を整えてあげることが目的です。
(エサをあげない代わりに水草を食べちゃっていましたが・・・^^;)

そして引越前日、90cm水槽から60cm水槽へと金魚たちを移動させました。
飼育水をそのまま60cm水槽へ入れ、サブフィルタをそのまま移動させ60cm水槽で稼動させ、金魚たちを移動しました。
水草を全部入れると泳ぐスペースが確保出来ないので、水草は40cm水槽へ移動させました。(こちらも飼育水をそのまま使用)
石巻貝も一緒に40cm水槽の方へ入れました。
水質浄化効果を保つため、アマゾンフロッグピットのみ60cm水槽へ浮かせることにしました。
90cm水槽に入っていた底砂やアクセサリ類は、軽く洗ってビニール袋に詰めて、引越の荷物としてまとめてしまいました。空になった90cm水槽も軽く洗い、水槽台の中身も綺麗に空けて引越の準備完了です。
(金魚を飼い始めて4年程、いつの間にか色々な金魚用品が家にあり、結構な荷物になることを実感しましたね。。。)

 ←置いていったもの

4.実際に引越

前回と同様、部屋の荷物の引越と金魚たちの引越は別の日に行いました。今回は計画的に別に日にしました。バタバタした感じで移動させたくなかったためです。
もちろん今回も部屋の解約日を金魚たちの引越日に合わせ、電気・ガス・水道もそれに合わせて止める予定にしておきました。

部屋の引越から2日後、再び引越元の部屋へ向かい、いよいよ金魚たちの移動開始です。今回は前回の経験を活かし、段取りよく実行することが出来ました。

▼金魚移動手順(引越元)
 1)金魚移動用のダンボール準備
 2)ビニール袋をダンボールに広げ、水槽の水を注水
 3)O2ストーンを各ダンボールに2つずつ投入(移動中の酸素の確保)
 4)金魚たちをビニール袋へ移動(2チームに分けて)
 5)水草、石巻貝をビニール袋へ移動
 6)サブフィルタをビニール袋へ移動(ろ過バクテリアをそのまま移動させるため)
 7)荷物をまとめ、車で移動

うちの金魚たちもだいぶ大きくなっていたので、酸素量のことも考慮して2チームに分けました。一応水泡眼に気を使って、水泡眼2匹と穏やかな性格のライを一緒(ライチーム)にし、その他のメンバー(トゥイチーム)を別にしました。
飼育水は持っていけるだけ持っていこうと思い、持ち運びできる程度で多目の水量を入れました。金魚たちや水草のダンボールに加え、サブフィルタのダンボールにも多めに水を入れて、60cm水槽に入れていた水はほとんど持ち運びました。

 2チームに分けて移動

 ライチーム(ライ、ハル、ハク)

 トゥイチーム(トゥイ、ぷぅち、くろちび、ソラ)

▼金魚移動手順(引越先)
 1)あらかじめ90cm水槽の置き場を決定しておき、底砂やアクセサリを設置
 2)ろ過装置や蛍光灯を設置して、水を張りろ過にて循環させる
   ※持ってきた飼育水を加えることで、バクテリアの早期定着を狙いました。
 3)しばらく循環させた後、金魚たちを水合わせさせながら合流
 4)みんな元気に泳いでいて、無事終了!

朝一から動く予定が少し遅くなってしまったため、90cm水槽に水を張れたのが夜遅くなってしまい、少し水の循環をさせたかったため、その日すぐに合流はさせませんでした。今回は引越時期が夏だったこともあり、金魚たちにはダンボールで一晩過ごしてもらっちゃいました。翌日に合流となったのですが、みな元気な様子でひと安心でした。

 無事移動し、ビニール袋を空けて様子を確認

 水合わせ時の様子

 ライチームの様子(ソワソワ・・・)

 トゥイチーム(ここはどこ?)

 みんなを合流させて完了!

5.総括

今回は順調に引越をすることができ、90cm水槽でも引越が出来る自信はつきました。結果的に引越後しばらくして水泡眼のハルを★にしてしまうことになるのですが、その他のメンバーは今現在も元気に過ごしてくれています。まずまず成功だったと思います。

金魚を飼う身としては、出来るだけ引越はしたくないものですが、引越に直面してしまってもなんとか出来るという気持ちを持てるようになりました。
これから先、引越等に直面しても、金魚たちを大事に育てていこうと思います。

(2008/05/02)

 

 


2005年2月
金魚を飼い始めて初の引越について(神奈川⇒群馬)

1.状況

転勤が決まり、転勤先へ1ヶ月ほど出張して、そのまま引越という結構ハードなスケジュールだったので、十分な準備が出来ませんでした。一応週末は自宅へ戻っていましたが、引越先を探したり色々準備が必要で、あまり金魚たちに目を向けられていませんでした。そのため、その影響もあってか金魚たちを4匹程★にしてしまうことになってしまいました。やはり引越には準備が必要ですね。金魚たちにも体力がいることですし。そんな状況だったのですが、その時にやったことをつづっていきたいと思います。

2.準備したもの

引越に向け、以下の用意をしていました。

1)O2ストーン
2)大きなビニール袋
3)ダンボール

1)はアクアショプ等で売っている、酸素を出す石です。
水に入れておくと12時間程(?)酸素を出すそうです。
金魚たちの移動時に使えると考え購入しました。
O2ストーン

2)は金魚たちを入れる入れ物です。
60cm水槽のまま移動はちょっと難しかったので、金魚たちだけはビニール袋へ入れて移動することを計画していました。
準備したのはゴミ袋で使用している45Lポリ袋です。

3)は金魚たちをビニールに入れた後格納する入れ物です。
冬の移動でしたので温度差が出ないようにする必要がありました。また、車の移動ということもあり、振動を抑えたり暗くすることで金魚たちのストレスを防ごうという狙いがありました。
これは、引越で使うダンボールをそのまま使用しました。

3.金魚たちの移動準備

まず、引越前日に60cm水槽にいた金魚たちだけを40cm水槽へ移し、0.5%の塩水浴をしました。実はこの時、当時いたオランダのキングが調子を悪くしていて、その治療も兼ねられれば・・・ということもあったのですが、引越前に体調を整えて欲しいというつもりで行いました。
水槽にあった水草やアクセサリ類はそのままで、水を半分ほどに減らしたままろ過装置を回しておきました。
引越前のトリートメント中

4.実際に引越

引越は家の荷物たちと金魚たちは別の日に行いました。先に家の荷物たちは引越屋さんや自分で運び出し、金魚たちだけを置いて行きました(ほんとは一緒にやりたかったんですが、時間がなく荷物の整理もあまり出来ていなかったので)。こういうこともあろうかと、一応電気やガス、水道は解約を引越日の1週間程後にしていました。

そしていよいよ引越です。ほんとは次の日に金魚たちの引越をやる予定でしたが、自分の体力が持たず・・・さらに次の日となりました。。。戻ってみると弱っていたオランダのキングは★になり、もう1匹オランダのさくら(2代目)はまつかさ病になる、という散々な状態でした。。。

とにかく、とりあえず気を取り直し、まず実際に行ったのが・・・
1)水草、石巻貝を移動用ビニール袋へ
2)60cm水槽の水抜き
3)ろ過装置等の器具取り外し
4)その他金魚用の道具やエサをダンボールへ格納
5)金魚たちを移動用ビニール袋へ
6)車で引越先へ移動
7)40cm水槽で金魚たちをトリートメント
8)水草、石巻貝を8Lバケツへ
という感じです。・・・書き出すと長くなりそうな予感。。。

1)ですが、まずは60cm水槽に残っていた水草を、飼育水を入れたビニール袋へ入れました。ビニール袋はよく金魚屋さんがやってくれるように輪ゴムでしっかりと止めました。石巻貝もO2ストーンを入れてから同じようにビニール袋へ詰め、完了です。

2)ですが、60cm水槽の水を完全に抜きました。ほんとは水槽やアクセサリ、砂利も洗って運ぼうと思っていたのですが、時間が結構なかったので、アクセサリだけ洗って残りはそのままで移動することにしました。

3)はろ過装置等を取り外し清掃。引越先で90cm水槽を立ち上げる予定でしたので、綺麗に洗ってダンボール箱に詰め込みました。

4)金魚用品ってこんなにあったけ!!っていうくらい、いざ片付けようと思うとたくさん出てきてびっくりしました。エサや交換用のマット、バケツやエアーポンプ・・・金魚飼育1年経って、だいぶそろっていたんだなぁ、なんて感心しつつ急いでダンボールへしまい込みました。

5)さて、ここからが勝負です。40cm水槽にいた金魚たちをビニール袋へ詰め込みます。念のため、ビニール袋は2重にしておきました。ダンボールの中にビニール袋を広げ、先に飼育水をビニール袋へ詰め込みました。持てない重さにならない程度に、でもある程度多目に入れました。そしてO2ストーンを2〜3個入れ、いざ金魚たちの移動です。金魚たちもビックリした様子でソワソワとビニール袋の中を泳いでいます。冬ということもあるし、ここからはスピードが大事ということで結構急いでがんばりました。ビニール袋を輪ゴムでしっかり結んでダンボールに蓋をして完了です。

6)車へ荷物を移動。60cm水槽は砂利はそのままで上にビニール袋を被せてそのまま移動しました。ちょっと重たかったけど。金魚たちだけは助手席に置き、その他を後ろ座席やトランクへ。結構荷物があって、まいきんぎょの車はそんなに大きくないので、車はいっぱいいっぱいでした^_^;そして時間が勝負だったので交通費も気にせず高速に乗り込み引越先へ。2時間ちょっとくらいで着きました。

7)家へ着いてからさっそく金魚たちを運び出し、40cm水槽の中へ移動。ビニールの水半分と新規の水を入れて、0.5%塩水浴をさせました。このとき、オランダのさくらがまつかさ病になっていたため、さらにココアを加えてココア浴に。ここまで終わってやっと一息でしたね。結構疲れましたが、40cm水槽を普通に泳いでいる金魚たちを見て、無事に終わってよかった〜、と実感した瞬間でした。
引越後のトリートメント中

8)ちょっと時間置いてから、水草や石巻貝を8Lバケツへ入れました。90cm水槽を立ち上げるまではここに居てもらおうと思っていました。

5.引越終わっての感想

状況も状況だったので十分準備が行えませんでしたが、それなりにうまく行ったかな〜とは思っています。もちろん、まつかさ病でオランダのさくらが★になり、しばらくしてランチュウのさららも★にしてしまい、2匹になってしまったのは残念でしたが(T_T)でも、ランチュウのくろっこやスイホウガンのぷりんは引越を乗り越えてくれてよかったです。

6.最後に

90cm水槽を立ち上げ、引越を乗り越えたくろっことぷりんは現在も元気に過ごしています。今度引越となったら90cm水槽だし、今回以上に大変だなぁ・・・なんて思いつつ、現在は落ち着いてきています。

一気につづったため誤記等はご了承くださいm(__)m
ほんとはもっと写真を撮って、その時の状況が伝えられればよかったのですが、、、写真貼ってあるのしかありませんでした。。。
引越に直面し、これを読んで下さった方が何かのヒントをつかんで頂けていたら幸いです。

(2005/06/18)